集中力という言葉があります。
「~力」というくらいですから、鍛えることで高めることができそうに思えます。
とはいえ、「筋力」を高めるための「筋力トレーニング」にあたる、「集中力」を高めるための「集中力トレーニング」というものはない、と僕は考えています。
だからこそ、
- ***の音楽を聴くと集中しやすい
- **な場所だと集中しやすい
- 耳栓をすると集中しやすい
- 午前中は集中しやすい
といった外部環境やツールの力を借りるノウハウがあるのでしょう。
つまり、集中力とは、
- 長い時間をかけて高めたうえで満を持して活用するもの
ではなく、
- 必要なときに瞬時に引き出して活用するもの
ということになります。
特に高める努力をしなくても、すでに十分に高まった状態で手元に存在するのです。
問題は、いつでも必要なときに瞬時に引き出せるかどうか。
では、集中力を発揮したいときとはどのような状況か?
それは、集中力を発揮しなければ仕事が終わらないかもしれない、という不安があるときでしょう。
集中力を発揮せずとも、たやすく片づけられる仕事に取り組んでいるときは、そもそも集中力のことなど忘れているはずだからです。
そう考えると「集中力問題」は以下の2つの問いに答えられれば解決できそうです。
- 集中力を発揮したいと思える状況はなぜ起こるのか?
- 集中力を発揮するにはどうすればいいか?