不測の事態が起こらない日はありません。
どんなに備えを厚くしても、予定通りにはコトは運ばないのです。
タスクシュートで言えば、日々の記録とふり返りを通して、リピートタスクのセットを組み上げたとしても、予定外の事態が起これば、その対応を最優先するほかありません。
そんなとき、どのリピートタスクを削るかの決断を迫られます。
予定していたすべてのタスクがこなせないとなったら、どこまで撤退するか、すなわちどのタスクを諦めるかを決める必要があるのです。
投資の世界で言えば「損切り」に当たるでしょう。
損切りについては、たとえば「含み益が10%を上回ったら」といったルールを定め、感情を排して行うことが良いとされています。
タスク管理における損切りについても、同様に何らかのルールがあれば、“損失”を最小限に食い止めることができます。
そんな、タスクの“損切り”指針について考えてみます。
タスク管理における“損失”とは
まず、「損切り」というくらいですから何らかの損失が発生しているはずです。
この、タスク管理における“損失”とは何を指すのか?