毎日、その日をスタートする際に、タスクシュート上のプラン(=今日のデイリーリスト)をざっと眺め、必要に応じてタスクの並び順を入れ替えたり、追加・削除を行ったりします。
このような調整を行ったうえで、一番上のタスクから開始していきます。
この、あまりにもナチュラルな流れについて改めて「なぜ実行できるのだろう?」という疑問が浮かびました。
きっかけは、最近読み進めている『世界は時間でできている』という本。
さらに遡ると、2024年12月1日に見たNHKの以下の番組で本書およびその著者である平井靖史さんを知ったことがそもそもの始まりです。
教養ある大人を目指し、夜な夜なひとつのことを徹底的に学ぶハード教養番組、第4弾!テーマは「時間」。ひょんなことから10000分後に有識者たちの前で“時間の正体”を発表せねばならなくなったエントロピー池崎。彼は探究の旅に出て、心理学・物理学・哲学の教授を巡り時間を学ぶ。発表は成功するのか?意外とよく知らない時間…その正体は?ていうかエントロピー池崎って何!?時間の概念がガラリと変わる?120分の奮闘録。
この番組を2回繰り返して見て、Cosense(旧Scrapbox)に詳細なメモを残していました。
このメモについても繰り返し読み返し、「もっと深く理解したい」ということで番組に登場した教授の一人である平井靖史さんの著書を買い求め、読み始めたわけです。
「もっと深く理解したい」と感じた理由は、そうすることでタスクシュートを実践する人にとってはもちろん、これを伝える人にとっても「しっくり感が増しそう」という期待が高まったからです。
ただ、いざ読み始めてみるとなかなかに「歯応え」のある本で、なかなか進みません。
それでも、同じページを繰り返し時間をかけて読み続けるうちに、既存の知識と繋がる部分が見えてきて、まさに当初の期待に違わぬ手応えを感じています。
そこで、これから何回かに分けて『世界は時間でできている』を読み進める中での発見を共有していきます。
まずは冒頭に挙げた
- タスクシュート上のプランを「実行できる」と思える理由
について考えてみます。