タスクシュートは一日をスタートする直前までのどこかの段階で、
- 今日予定しているタスクをもれなくリストに集め、
- それぞれのタスクに見積もり時間を設定する
ことによって、今日の終了予定時刻を事前に把握することができます。
この終了予定時刻の精度を高めるためには当然ながら、それぞれのタスクに設定する見積もり時間を可能な限り正確なものにする必要があります。
ただ、タスクの中にはどれぐらい時間がかかるか分からないものもあるでしょう。
とはいえ、おなじみのリピートタスクであれば、過去の実績をもとに極めて正確な見積もり時間が予め設定された状態でリストに並んでいるでしょう。
そうなると、正確に見積もる必要があるタスクはおなじみではないタスク、すなわちその日にのみ行う単発タスクということになります。
ただ、過度に厳密さを追求する必要はないと思っています。
具体的には以下のような「目安」のいずれかを適用することで、見積もり作業の負荷を下げる。
- 少なくとも30分はかかるだろう → 30分
- 長くても10分で切り上げたい → 10分
- 終わっていなくても15分たったらやめる → 15分
あるいは、いっさい何も考えずに一律で「1分」とするのもアリです。
- そんなことをしたら、終了予定時刻がまったく当てにならなくなってしまうのではないか?
そのように思われるかもしれません。
確かに当てにならなくなります。
でも、見積もり時間以上に重要な「ある調整」があります。
一日のプランを作る際には、まずこの調整を行い、それでも余裕があれば見積もり時間の設定を行う、という二段構えで臨みます。
とはいえ、余裕があるような日はほとんどないので、第一段階の「ある調整」が終わり次第すぐに見切り発車しています。
ということで、以下2点について順番に書いていきます。
- 「ある調整」とは何か?
- 終了予定時刻をどう扱うか?