「プロンプター」としてのタスクシュート

大統領や首相がスピーチをするとき、演壇の前には透明なスクリーンが立っていることがあります。

いわゆる「プロンプター」です。

そこには演説の原稿が映し出されますが、話し手は必ずしもそのとおりに読む必要はありません。

状況に応じてアドリブを交えたり、脱線したりしてもいい。

とはいえ、もし言葉に詰まったり、話の流れを見失ったときには、プロンプターが“基本の筋道”を示してくれます。

タスクシュートもまたこの「プロンプター」に似ていると思うのです。

日々の行動を完全に縛る脚本ではなく、あくまで「基本の流れ」を示してくれるもの。

迷ったときに「次はこれだ」と立ち戻れる安心感を与えてくれる存在です。

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