タスクシュートは「今日」に取り組むことになっているタスクを一箇所に集め、締め切った上で、集めたタスクを少しずつ消化していくことを後押しする仕組みです。
これは俯瞰して見ると、タスクシュートが自分と外部世界との間に位置し、外から押し寄せてくるタスクに対する防波堤の役割を担っているイメージが浮かび上がります。
もちろん、中には防波堤を乗り越えてくるタスクもあり、すべてを防ぎきれるわけではありません。
どうしても断り切れない、その場で対応せざるを得ない割り込みタスクがこれです。
それ以外の、「一見するとすぐに対応した方が良さそうに思える」割り込みタスクはことごとくブロックすることができます。
それができるのはタスクシュートを「防波堤」と見立てたときに強く実感できるでしょう。
一方、タスクシュートを「タスク置き場」に見立てると、タスクの流入を際限なく受け入れることになり、タスクに溺れてしまうことになります。
これに加えてもう1つ、「防波堤」としてのタスクシュートがもたらしてくれる効果があります。
それは、タスクの実行を後押ししてくれる効果です。