以下の記事を読んで、「これはアレに似ているな」と感じるところがありました。
iPhoneは生体認証(指紋認証や顔認証)でロックを解除することができますが、時々パスコードの入力を求められることがあります。
ひとたび生体認証の快適さを知ってしまうと、パスコードの入力がじつに億劫に感じられるものです。
パスコードの入力が求められるのは主に次の3つのケースです。
- iPhoneの電源を入れた、あるいは再起動したとき
- iPhoneが48時間以上ロック解除されていないとき
- 生体認証のロック解除を5回以上失敗しているとき
記事によると、上記の状態では生体認証でのロック解除ができなくなることに加えて、駅の改札を通る際にSuica等の交通系カードが動作しなくなるとのこと。
要するに、持ち主との間に深い“ミゾ”ができてしまった状態では、iPhoneは持ち主に対して警戒感を高めるわけです。
そこで「これはアレに似ているな」と感じたのです。
それは「なかなか取りかかれないタスク」。
それぞれのケースごとに類似点を見ていきます。
iPhoneの電源を入れた、あるいは再起動したとき
タスクが発生してから一度も取りかかっていないタスクは言ってみれば、一度も電源を入れていないiPhoneのようなものです。
当然、最初にある程度の時間と手間のかかる「初期設定」が必要になります。
すなわち、そのタスクをどういう風に進めればいいか、どんな資料を準備すればいいか、などを考えたり調べたりする作業です。
ここを乗り越えられればその先はスムーズになることが多いのですが、乗り越えられないと抵抗感は増すばかりです。
iPhoneが48時間以上ロック解除されていないとき
発生後に取りかかりはしたものの、つまり「初期設定」までは済ませたものの、その後しばらく(48時間かどうかはともかく)放置した場合は、久々に取りかかろうとすると抵抗を感じるものです。
この抵抗はパスコードの入力の手間に似ています。
できなくはないものの煩わしいのです。
生体認証のロック解除を5回以上失敗しているとき
興味深いと感じたのが、これです。
「5回」という明確な回数が決まっているわけではありませんが、複数回の「失敗」を重ねると「締め出される」のです。
どういうことか?