プロジェクトは記録から始まり記録に還る・その1

不意に何かやるべきことを思いついたとき、いつも決まった方法でそれを記録するようにしています。

その方法とは、Evernoteにやるべきことをそれを思いついた年月日と時刻とともに記録に残すこと。

例えば、以下のようにです。

#2025/07/11 11:05 Scrapboxで一年前レビューの仕組みを作るには?

これは以下の記事を読んでふと思いついた「やるべきこと」(というよりここでは「やってみたいこと」に近いです)を同記事のWebクリップの最上部に問いの形でメモしたものです。

記事をクリップしただけでは、

  • その記事をなぜクリップしたのか
  • どこに注目したのか
  • その記事からどんなインスピレーションが得られたのか

といった「背景」が時間の経過とともに失われてしまいます。

とりわけ

  • その記事からどんなインスピレーションが得られたのか

が重要で、今回のメモでいえば「Scrapbox(現Cosense)で一年前レビューの仕組みを作る」という目指すべき具体的なゴールがこれに当たります。

おそらくこのメモはそのままプロジェクトに“昇格”し、ゴールに向けて進み出すことになると思いますが、このプロジェクトがある程度進んでいったとき、このメモが生きてきます。

  • このプロジェクトはいつどんなきっかけで始まったのだっけ?

という問いに対する明瞭に答えがこのメモには書かれているからです。

こうしていつでも「初心」に立ち返る場所があることは、プロジェクトが方向性を見失ったときに、これを立て直す上で役に立つでしょう。

では、プロジェクトの始まりになる(かもしれない)メモはいかにしてプロジェクトに昇格するのか。

これについて考えてみます。

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