「稽古場」としてのタスクシュート

タスクシュートは、いわゆるTodoリストのように使うことができます。

  • 競合サービスの分析
  • 担当業務の引継ぎ資料作成
  • 今月の経費精算

など1回限りのタスクを登録し、これを実行していくためのTodoリストです。

ただ、このような使い方では毎日白紙の状態からリストを作る必要があります。

もし、このリスト作りが手間に感じられたり、リストを作ってもその通りに実行できないということであれば、タスクシュートの本領であるリピートタスクが役に立つかもしれません。

上記に挙げた「競合サービスの分析」、「担当業務の引継ぎ資料作成」、「今月の経費精算」といったタスクは一見すると1回限りのタスクのように思えますが、これをリピートタスクとして扱うことで、タスクに対する認識が一変します。

「終わらせる」ものから「少しずつ進める」ものに変わるのです。

例えば、「競合サービスの分析」を毎日繰り返すリピートタスクとしてタスクシュートに追加すると、自然と

  • 何をしたら「競合サービスの分析」を進めることになるのか?

を考えることになります。

「終わらせなくてもいい」という、縛りから解放されることで、気軽に取りかかれるようになり、取りかかれば「わずかながらも進めることができた」という実感が得られ、実際のところこのタスクは「終わり」に向かって進捗することになります。

とはいえ、このような進め方では期限通りに終わらないのではないかと思われるかもしれません。

でも、実際にこのやり方で続けていると、結果として期限ぴったりに、あるいは期限よりも前に終わることが多いのです。

それはまさに武道の稽古のようなイメージなのです。

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