タスク管理における鬼門の1つに「プロジェクト」があります。
ルーチンはその名のとおり定型作業ですから、くり返せばくり返すほどに習熟し、それこそ何も考えなくても回るようになります。
一方、プロジェクトは不定型作業であり、毎回ゼロから積み上げていくことになり、常に考えることを要求されます。
もちろん、「毎月開催しているセミナー」のようにある程度は定型化できるプロジェクトもあるでしょう。
でも、定型化できた時点で、それはもはやプロジェクトではなくルーチンなのです。
では、プロジェクトはどのように進めていけばいいか?
プロジェクトには大きく分けて次の2つの種類があります。
- 1.チームプロジェクト
- 2.パーソナルプロジェクト
1つ目の「チーム・プロジェクト」という言葉はいま思いついて名付けた名前なので公式なものではありません。
2つ目の「パーソナル・プロジェクト」と区別するための便宜的な呼び名と考えてください。
チーム・プロジェクトは、自分を含む複数のチーム・メンバーが参加するもので、他者が介在するために、おのずと優先度が高くなります。
一方、パーソナル・プロジェクトは、自分だけが参加する、つまりソロ・プロジェクトです。
例えば、
- マラソン大会でサブフォーを達成する
- ○○についての本を書く
- TOEICで900点以上取る
- 体重をXXkg以下にする
といったものです。
その日の予定に、チーム・プロジェクトとパーソナル・プロジェクトの2つがあったときは、残念ながらチーム・プロジェクトの方が優先されやすくなるでしょう。
とはいえ、「今日は思う存分パーソナル・プロジェクトに取り組めるぞ!」という日がやってきても、なぜか取り組めないままやり過ごしてしまうこともあります。
自分しかメンバーがいないがゆえに、やらなくても誰にも迷惑がかからないからです。
でも、何らかの目的をもって立ち上げたパーソナル・プロジェクトのはずですから、前向きに取り組みたいものです。
そこで、今回は自分で立ち上げたはずのパーソナル・プロジェクトが停滞し始めたときの対策について考えてみます。
パーソナル・プロジェクトはなぜ停滞しやすいのか
先ほど挙げたパーソナル・プロジェクトの例を再掲します。
- マラソン大会でサブフォーを達成する
- ○○についての本を書く
- TOEICで900点以上取る
- 体重をXXkg以下にする
これらの共通点は何でしょう?