前回の続きです。
不意に「いいこと思いついた!」と良いアイデアが思い浮かぶことがあります。
子どもの頃に、友だちと一緒に遊んでいるときに頻繁に耳にしていた、そして自分でも口にしていた言葉です。
子どもは「いいこと思いついた!」と言うやいなや、即座に行動を開始します。
思いついたアイデアをすぐにその場で実行に移すのです。
大人もまた「いいこと思いついた!」と口にせずとも、絶えず「いいこと」を思いついています。
そして、その「いいこと」を書き留めている人も少なくないでしょう。
でも、書き留めても書き留めなくても、思いついた「いいこと」が実行に移されることはさほど多くないのではないかと感じます。
なまじ書き留めてしまうがゆえに、その場で実行することが難しくなっているからかもしれません。
かと言って、子ども時代のように思いついたそばから実行することもなぜか難しいのです。
- 1.書き留めると実行が難しくなる
- 2.思いついたそばから実行するのはなぜか難しい
この2つの難しさにはそれぞれに異なる問題があります。
それぞれの問題を掘り下げつつ、せっかく思いついた「いいこと」を実現させるにはどうすればいいか、について考えてみます。
今回は後編です。