タスク管理において、複数のツールを使い分けているのはなぜなのか。
もし、1つのツールだけで済むなら、それ以外のツールを使わずに済みますし、ツールの使い方や活用法を時間と手間をかけて身につける必要もなくなります。
例えば、タスクシュートにすべてのタスクを登録し、タスクシュートだけを見て一日を過ごすことにすれば、実にシンプルにタスク管理を行うことができるでしょう。
いわゆる「一元化」です。
これは言ってみれば、スプーンやフォークを使わずに、箸だけで食事をするようなイメージに近いと言えます。
- 和食は箸で食べるのが一般的ですが、フォークでも食べられないことはない
- パスタであればフォークとスプーンを使った方が食べやすいものの、箸でも食べられないことはない
つまり、ツールの一元化とは「箸のみで食べる」あるいは「フォークだけで食べる」ことです。
それで支障がない、あるいは多少の不便さはあるものの食器を持ち替える手間に比べればなんのことはない、ということであればいいのですが、そうでなければ必要な数だけ集めて使い分けた方がいいでしょう。
ここから分かることは、
- どんなツールを使えばいいのかは、そこにどんな解決したい課題があるのかによって決まる
ということです。
和食であれば箸を、パスタであればスプーンとフォークを、それぞれ用意できればそれぞれの食事を楽しむことができます。
「食事を楽しむ」という目的を達成するために、箸やスプーンやフォークといったツールを活用しているわけです。
そこで、改めて僕自身が使っている複数のツールについて、それぞれをどんな課題を解決するために使っているのかについて振り返ってみます。