以下の記事を読んで、改めてタスクシュートがなぜシングルタスクを後押しするのかを考えてみました。
なぜ、タスクシュートがマインドフルネスに繋がるのか~マインドフルネスとタスク管理②|Manbow|note
なぜタスクシュートがマインドフルネスに繋がるのか。
それは、タスクシュートを使うことで、一つずつ、今していることにフォーカスすることができるからだと思います。
タスクシュートは、常に「今」何をしているのかを、リアルタイムに記録していくツールです。
その構造上、シングルタスクの積み重ねでログが残るようになっています。
タスクの開始時には「手動で」スタートボタンをタップするので、Aというタスクに着手するときには、必ずAを意識することになります。
Aのタスクを実行中に脱線してスマホを見たなら、スマホを見るというタスクを追加して何分いじったかを記録するというのが原則です(自分はできていないこともありますが・・・)。
最初は難しいのですが、使い続けるうちに、
- タスクシュート上で今からやろうと思っているタスクの開始ボタンを押す
- そのタスクを実際に開始する
- タスクが完了したら、終了ボタンを押す
という「タスクシュート習慣」が定着してくると、新しい感覚が芽生えます。
あるタスクを実行中はそれが終わるまでは別のタスクに取りかかることに抵抗を覚えるようになる、という感覚です。
なぜ抵抗を覚えるのか?
途中で別のタスクに取りかかるということは、現在実行中のタスクの記録を一時停止する手間が生じるからです。
その意味では、タスクシュートは「現在実行中のタスクをそのまま続けることが一番ラクである(=手間がかからない)」という認識を作り上げるための考え方でありツールである、と言えます。
意識的に集中するのは難しいが、「気づいたら集中していた」を意識的に作ることは可能
集中することを目的とした、
- ノイズキャンセリングヘッドホンを付ける
- スマホの通知をオフにする
- LANケーブルを抜く
といった対策が紹介されることがあります。
確かに、これらの対策を実行することで、集中する上では役に立つかもしれませんが、十分条件でしかありません。
- ノイズキャンセリングヘッドホンを付けていても、脱線してマンガを読み始めてしまう
- 通知をオフにしていても、スマホをいじり続けてしまう
- LANケーブルを抜いても、今やらなくてもいいファイルとフォルダの整理に明け暮れてしまう
といった脱線は防げないからです。
では、集中する上で欠かせない必要条件とは何か?