記録としての写真を残す効用と注意点

ひと頃、ライフログという言葉が流行っていました。

2012年4月にNHK「クローズアップ現代」で「自分の人生、どこまで記録?~広がる“ライフログ”~」と題する番組が放映されたあたりがピークだったかもしれません。

ライフログとは生活の記録ですが、もっぱら食事の写真を想起する方は少なくないでしょう。

これに加えて、子どもの写真、散歩中に目にした風景の写真、何気ない日常を切り取った写真などもライフログです。

僕自身も毎日せっせと写真を撮っています。

iPhoneのスクリーンショットも含めると1日あたり60枚前後になります。

SNSやブログに投稿するために撮っている写真もありますが、残りの写真はほぼ公開することはありません。

結果として自分が後からふり返るために撮っていることになります。

写真を残しておくことで、数年後にその写真を改めて目にしたときに「このときの自分はこうだったな」と、すっかり忘れていた記憶が蘇ることがあります。

日記など文字だけの記録を読み返すことでも同じような“作用”がありますが、写真の方がよりビビッドに、文字通りビジュアルに思い出せると感じています。

一方で、写真を残すことの弊害もあるようです。

写真を撮り過ぎると、かえって忘れやすくなる?

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