今日、以下のツイートに対して、
タスク管理スキルとはつまり、タスクに対する鑑定スキルなのかもしれない そして仕事ができるようになるとはつまり、識別済タスクが増えるとともに、未識別タスクを看破する鑑定スキルが伸びて対応力も上がった結果なのかもしれない
以下のような引用RTをツイートをしました。
ウィザードリィだ! 最初は「しょうたいふめいのそんざい」だからどんな攻撃が効くのかが分からない。 「しょうたい」が判明してからは最も適切な方法で対処できるようになるから心の振れ幅を抑えられて余裕が生まれる。
元ツイートの「鑑定」というキーワードを目にして、「ウィザードリィ」を思い出したのです。
「ウィザードリィ」とは1981年に米国で発売されたコンピュータ・ロールプレイングゲームで、日本では1987年にファミコン版が発売されました。
僕自身はこのファミコン版を発売日に購入し、没頭することになります。
このゲームのユニークな点の1つは、モンスターとの遭遇時にあります。
同じロールプレイングゲームであるドラクエであれば、遭遇したモンスターの名前がその容姿とともに戦闘画面に表示されます。
一方、ウィザードリィはその正体がはっきりとは分からないまま戦闘に突入することが多々あるのです。
例えば、
- にんげんがたのいきもの
- しょうたいふめいのそんざい
といった、ざっくりとした名前で登場します。
この状態で戦闘を開始するわけですが、相手の正体が分からなければいろいろと支障が出ます。
例えば、呪文が効きやすいモンスターなのか、まったく効かないモンスターなのかが分からなければ、結果として間違った戦い方を選んでしまうかもしれず、非効率な戦闘を強いられることになります。
あるいは、正体が分かっていれば迷わず「逃げる」を選んでいたであろう相手に対して、無駄にリスキーな戦いを挑むこともあるかもしれません。
この「相手の正体が分からない」というウィザードリィのギミックは現実の仕事においても散見されます。
いま向き合っている仕事の「正体」が分からなければ、闇雲に「攻撃」を繰り出しても「ダメージ」を与えることができません。
では、仕事の「正体」を明らかにするにはどうすればいいか。
これについて考えてみます。