続・プロジェクトの「攪拌」をどう進めるか

前回の記事の続きです。

コンクリートミキサー車に搭載されている次の2つの機能に注目しました。

  • 攪拌
  • 排出

このうち、「攪拌」についてはコンクリートミキサー車においては自動的に行われている、すなわちドライバーが意識しなくても済むようになっているはずです。

これにより、ドライバーは移動に集中することができます。

同様に、仕事における「ミキシングドラム」であるプロジェクト管理ツールについても、攪拌のことを意識しなくても済むようにし、実行に集中できるようにしたい。

そもそもプロジェクトには、

  • 1.日々勝手にどんどん進んでいくプロジェクト
  • 2.自分が動かない限りいっさい進まないプロジェクト

という2つのタイプがあることに気づきます。

このうち、1は常に攪拌され続けていますが、2は自分が動かなければこのプロジェクトはいっさい進みません。

攪拌の「スイッチ」が自分だけに委ねられているからです。

例えば、以下のようなプロジェクトはなかなかスイッチが入らないものです。

  • 期限はずっと先、あるいは特に無い
  • 得られるメリットが小さい、あるいは特に無い
  • すっかり熱が冷めてしまっている

対策として、以下の3つを挙げました。

  • 1.ミニプロジェクトを切り出す
  • 2.メリットを見つける、あるいは作り出す
  • 3.再加熱を試みる

一つひとつ見ていきます。

関連記事