タスクシュート入門I:直列タスクリストの作り方(24分)

この動画は、2017年9月に開催されたワークショップ「タスクカフェ」の内容を収録したものの一部です。

テーマは「タスクシュート入門I・直列タスクリストの作り方」。

タスクシュート方式のタスク管理の基本についてのレクチャーシリーズ。

第1回目のテーマは「直列タスクリストの作り方」です。「直列タスクリスト」とは、その日に予定しているタスクすべてを取りかかる順番に並び替えたリストです。

ワークショップに先立ち、以下のようなツイートをしましたが、まさに「直列タスクリスト」について書いたものです。

毎朝、その日に予定しているタスクすべてに目を通し、取りかかる順番に並び替えるようにしているけど、もちろんこの順番の通りにいかないことも多いけど、並び替えにも時間と手間がかかるけど、ここでかけた時間と手間は一日の終わりまでに十分にペイする、ということを一人でも多くの人に伝えたい。

言ってしまえば「取りかかる順番に並び替える」だけなのですが、ツイートにも書いてあるとおり、時間と手間がかかります。「どうせ割り込み作業が入るし、予定はどんどん変わるのだから、わざわざこんなリストを作る意味はないのでは?」と思われるかもしれません。

また、「タスクリストに載せるタスクの単位(大きさ)はどれぐらいが適切なのか?」という疑問もあるでしょう。

たとえば、以下のような「タスクリスト」はどうでしょうか。

●出社
●メールチェック
●デスクワーク
●ランチ
●会議
●プレゼン資料作成
●書類整理
●退社

確かに、取りかかる順番に並んでいます。でも、特に「デスクワーク」や「プレゼン資料作成」といったタスクはざっくり過ぎて、ここに差し掛かったところで滞留してしまうでしょう。

少なくとも、これよりは細かい単位に分けて書き出す必要があります。どれぐらいの単位が適切なのかは仕事の内容によって、あるいは人それぞれの好みに応じて変わりますので、一意に決められませんが、自分にとって最適な「直列タスクリスト」が作れるようになると、仕事に対する抵抗が圧倒的に下がり、仕事にサッと取りかかれるようになります。

また、リストに書かれている順番どおり上から順に取りかかっていけばいいため、集中力が途切れることなくどんどん仕事を片づけていくことができます。

ちょうど、複数の路線を乗り換えながら移動するときのイメージです。どの駅で乗り換えればいいのか、どのホームに行けばいいのか、何両目に乗ればいいのか、といった情報を把握しておくことでスムーズに移動できます。

「直列タスクリスト」を作り、これに従って行動することで、スムーズな一日を過ごすことができるようになります。

そのための「直列タスクリスト」の作り方について、徹底的に解説します。

関連記事