タスクシュート入門II:使途不明時間の記録を未来に活かす(25分)

この動画は、2017年10月に開催されたワークショップ「タスクカフェ」の内容を収録したものの一部です。

テーマは「タスクシュート入門II・使途不明時間の記録を未来に活かす」。

タスクシュート方式のタスク管理の基本についてのレクチャーシリーズ。

第2回目のテーマは「使途不明時間こそ記録に残す、その理由」です。

家計簿をつけることで、お金の出入りに注意が向くようになり、大事に使うようになり、結果としてお金が失われにくく、そして増えやすくなります。

同様に、使った時間の記録をつけることで、時間の使途に注意が向くようになり、大事に使うようになり、結果として豊かな時間が過ごせるようになります。

紙幣や硬貨といった形で目に見えるお金に比べると、時間は形を持っていないために、記録のハードルはより高いと言えます。

いまこの瞬間も時間は過ぎていくことを考えると、なおさらでしょう。

勢い、中身のある記録だけを残したい、中身のない記録は無かったことにしたい、という衝動に駆られるかもしれません。

でも、むしろ一見すると中身のない記録のように思える「使途不明時間」の記録こそ、真に残す価値のある記録なのです。

なぜか?

「なかったことにしたい行動」をあえて正確に記録に残すことによって、次のような効用が得られます。

●「なかったことにしたい行動」が発生しがちな時間帯がわかる
●「なかったことにしたい行動」が発生しやすい前後のタスクがわかる

たとえば、本来の仕事にも取りかかることができないままに「ネットサーフィン」に興じてしまったら、何時から何時まで、どのタスクの前(あるいは後)に発生したのかをつぶさに記録に残すことで、再発を防止するためのヒントが得られます。

宝の山ともいえる、この「使途不明時間の記録」について、忘れずに残し、これを未来に活かす方法を解説しています。

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