前回の記事の続きです。
タスクにおける以下の2つの項目の違いに注目し、とりわけ「期限」についてその効用を掘り下げました。
- 「予定日」(そのタスクに取りかかる日)
- 「期限」(そのタスクを完了させる日)
ひと言でいえば、「予定日」に加えて「期限」が設定されていることで、そのタスクの優先度が上がるものの、取りかかりやすさも同時に上がるとは限らない、という話でした。
では「期限」に加えて「優先度」という項目を追加したらどうなるか。
例えば、「期限」が同じ2つのタスクがあった場合、より高い「優先度」が設定されたタスクに先に取りかかるという判断に傾きます。
ただ、このときの「期限」が今日や明日ではなく数日先、あるいは数週間先であった場合は「優先度」に関係なく、それこそ好きな方から取りかかっても問題はないでしょう。
そうなると、「期限」や「優先度」とは違った、どのタスクに取りかかるのかを決める何らかの基準が欲しくなってきます。
この基準が明確になっていれば、仕事との関係性が逆転するはずです。
仕事に追われる立場から、追いかける立場への逆転です。
今回はそのような基準について考えてみます。