前回の記事の続きです。
前回の記事の最後に以下のようなことを書きました。
- まさにこの感覚なのです、タスクシュートの記録を通して未来の自分に伝えたいのは。
- 記録を読み返した未来の自分が、そこから得て欲しい感覚。
- 未来の自分はこの感覚を糧に次の一手を打てるからです。
ここで重要なことは、記録(を読み返すこと)を通して得たいものが「感覚」であって「再現性」ではないこと。
確かにあるタスクについて、何をどのような順番で行ったのか、その手順を記録に残しておくことは有用です。
次のようなメリットがあるからです。
- 後になってミスに気づいたとき、記録を辿ることで、どこで間違えたのかを特定できる
- 後になって同じ(ような)タスクを実行する際に、改めて手順を一から考えなくても済む
いずれも実利的なメリットであり、共通点は「再現性」です。
ただ、これらは記録に残せばおのずと得られる、もれなく享受できるメリットと言えます。
とはいえ、「再現性」だけでは未来の自分の行動を後押しするには足りないシーンがあり、これを補う上で「感覚」が効いてきます。
今回はこの点について掘り下げてみます。