「ファーストタスク」という考え方があります。
その名の通り、その日の最初に取り組むタスク、という意味合いです。
毎日このタイミングで取り組むことによって、「時間がなくて、できなかった」という事態を防ぐことができます。
実行が「保証される」といってもいいでしょう。
とはいえ、必ずしも「朝起きてからすぐ」である必要はなく、起床後の一連のルーチンをこなした上で、つまり「準備」が整った上で最初に取り組む場合でもファーストタスクとみなせるでしょう。
ただ、改めて考えてみると、このファーストタスクにうまく取り組めるかどうか、その成否は取りかかる時点ですでに決していることに気づきます。
ファーストタスクにしさえすれば実行が保証されるわけではなく、その前提として「ファーストタスクが確実に実行できる状況であるかどうか」が問われるからです。
端的に言えば、
- 1.十分な睡眠がとれている
- 2.体調も万全である
- 3.家族や同僚との良好な人間関係が維持できている
といったコンディションが整っていること。
このこのディションを左右するのは朝起きる直前のタスクである「睡眠」でしょう。
ということは、「睡眠」こそがファーストタスクなのではないかと思えてきます。
つまり、眠りに就く時点から一日が始まっているわけです。
そう考えると、「その日の最初に取り組むタスク」としてのファーストタスクはセカンドタスクということになります。
では、睡眠をファーストタスクとして取り組むにはどうすればいいか?
これについて考えてみます。