前回、「タスクシュートの習熟度チェックリスト」をご紹介しました。
その名の通り、自身のタスクシュートの習熟度をチェックできるリストです。
このリストに目を通してみて改めて気づきました。
あらゆる仕事はチェックリストで始めてチェックリストで終える、ということに。
そもそも、タスクシュートはその日に予定しているタスクが並んだチェックリストです。
「タスクシュートに習熟する」とは、ひと言でいえば
- このチェックリストをうまく使えるようになる
ということになります。
「うまく使える」とは
- その日のリストを作れる
- リストに従って動ける
- 動く過程で気づいたことを記録に残せる
- 必要に応じて機動的にリストを組み替えることができる
- 一日の終わりにその日の実行結果をふり返り、得られた成果を明日のリスト作りに反映できる
というチェックリストすべてにチェックが入る状態です。
「チェックリストをうまく使う」こと自体もまたチェックリスト化できるわけです。
チェックリスト化することで、同じ仕事を次回以降も確実に実行することができます。
つまり、仕事はチェックリストで始めて、その過程でこのチェックリストを実態に合わせて組み替え、これを明日のチェックリストとする。
- チェックリストin → 実行 → Newチェックリストout
タスクシュートはこのフローが組み込まれたツールと言えます。
この「チェックリストで始めてチェックリストで終える」というフローはタスクシュート以外にも応用できます。
というより、タスクシュートに反映できないチェックリストというものがあり、必然的に別のツールに“出力”する必要があるのです。
では、「タスクシュートに反映できないチェックリスト」とはどんなものか?
それは以下のようなものです。
- タスク以外の、明日以降の自分に申し送りたい事項のリスト
- 判断をラクに下せるようになるための問いのリスト
一つひとつ見ていきます。