前回の記事の続きです。
「あらゆる仕事はチェックリストで始めてチェックリストで終えるものなのではないか」と気づいたところからチェックリストというものについて掘り下げました。
「チェックリストで始めてチェックリストで終える」とは、より具体的に表現するなら
- チェックリストに従って仕事を始める
- この過程でこのチェックリストを実態に合わせて組み替える
- 組み替えたリストを明日のチェックリストとする
という3つのステップから成る行動セットです。
これを模式図的に表現するなら
- チェックリストin → 実行 → チェックリストout
という具合に「実行」というブラックボックスを通すことで当初のチェックリスト「チェックリストin」が「チェックリストout」に書き換わることになります。
「実行」の中身は見えませんが、ある「チェックリストin」に対して、常に同じ「チェックリストout」が出力されるとしたら、「実行」には一定の法則性があることになります。
そして、この法則性こそがチェックリストだと思うのです。
話がややこしくなってきました。
要するに、仕事は分解していくと最終的にはチェックリストの集まりになる、ということです。
仕事を改善するための2つのアプローチ
このときの「実行」は身近なものでいえば「両替機」に似ています。
投入口に1,000円札を入れると、取り出し口に10枚の100円玉が出てきます。