通常、タスクリストにはタスク名が並びます。
タスク名は「ああ、あれか」と何をすればいいのかを思い出せるような、端的な名前が付けられることになります。
言い換えると、タスク名には何をすればいいのかについてのすべては書かれない、書き切れないわけです。
つまり、タスクリストには百人一首の上の句だけ書かれているようなものなのです。
下の句は上の句を目にすればおのずと明らかになる、という暗黙の前提がそこにはあります。
百人一首に通じている人、つまり百首すべてを暗唱している(そらで言える)人であれば、そこまでいかずとも上の句を聴けば下の句を思い出せる人であっても、上の句しか書かれていないタスクリストは機能するでしょう。
問題は2つあります。
- 1.仕事のタスク(上の句)は100個には収まらない
- 2.タスクの内容(下の句)は14字には収まらない