「記録を中心にサイクルを回す」について、なぜそうするのかについてもう少し考えてみます。
結論から言えば、
- 記憶に基づいた判断はたいてい間違える
からです。
タスクシュートで日々の記録をつけ続けているかたならご存じのとおり、
- この仕事にこんなに時間がかかっていたのか!
という発見を得ているでしょう。
逆に、
- 時間がかかると思って避けていたけど、やってみたら5分で終わった
という発見もあるかもしれません。
いずれにしても、ここで発見していることは「記憶と記録の不一致」です。
今までそれが正しいという前提で、当たり前のように判断の根拠として活用してきた記憶が、実は不正確だった。
不正確な情報をもとに判断を下すわけですから、当然、得られる結果も間違ったものになるでしょう。