1998年8月にタスクシュートを使い始めた(=作り始めた)当初は会社の仕事だけを管理対象としていました。
その後、タスクシュート(その実体はExcelファイル)を持ち帰り、自宅で“開発”を進めるようになった頃から、会社以外の個人的な活動も管理対象になりました。
朝起きてから寝るまでのすべての活動時間がタスクシュートの管理対象になったわけです。
今でこそ、朝起きてから寝るまでの時間はすべて一本のタスクシュート(たすくま)で管理していますが、当時は、
- 会社のタスクシュート
- 個人のタスクシュート
という2つのファイルに分けていました。
前者は会社で行うタスクを、後者は会社以外で行うタスクを、それぞれ分担。
この方式で「タスク管理」を始めてみて気づいたことがあります。
それは、
- 会社のタスクシュートは「予定」を守るために使っている
- 個人のタスクシュートは「用事」を片づけるために使っている
という2点。
同じツールでも、使い方が異なっていたわけです。
使い方が異なるということは、それぞれにそこから得たい効果も異なるということです。
前回の記事で、
- 1.どれくらいの精度で記録を残し、
- 2.これをどう振り返ることで、
- 3.どのように役立てるのか
という3つの問いに常に明快に答えられることが重要であると書きました。
この問いに当てはめるなら、
- 会社のタスクシュートは残した記録を「予定」を守るために役立てる
- 個人のタスクシュートは残した記録を「用事」を片づけるために役立てる
というそれぞれに異なる目的で使っていたことになります。
現在のあなたのタスクシュートの使い方はどちらに近いでしょうか?
この2つの使い方それぞれについて、どのように向き合えばいいか、具体的には、
- 一日の最初にどこまで詳しくタスクを書き出すか
- タスク実行後のコメントにどんな内容を記録として残すか
という2点について考えてみます。