記録を活かすにはまず記録を読み返すこと

どんなことでもとりあえず2つに分けてみるのが好きな大橋です。

一日を構成する行動を振り返ってみたとき、それは次の2つの種類に分けられます。

  • 習慣として行う行動
  • 習慣を作るための行動

つまり、習慣かそれ以外か、です。

タスクシュート的に言えば、

  • リピートタスクか
  • 単発タスク(リピートタスク以外のタスク)か

です。

もちろん、単発タスクのすべてをリピートタスク化するわけではありません。

それでも、そのタスクを実行することでその「痕跡」が心身に刻まれます。

どのタイミングで何をどのようにどれぐらいの時間をかけて行ったのか、その記録を残しておくことで、この「痕跡」を後からふり返ることができます。

このふり返りを行ったタイミングで「今後も続けたい」と思えた単発タスクをリピートタスク化します。

リピートタスク化できれば、そのタスクは習慣として定着する可能性が高いです。

翌日以降のリストに現れるようになるからです。

リピートタスク化までしなかったとしても、ふり返ることで記憶に残りやすくなります。

映画やドラマで「これは伏線ですよ~」と言わんばかりに特定のシーンや発言がくり返し強調されることがありますが、記録のふり返りにも同じ効用があります。

そのときはリピートタスク化するつもりはなくても、何となく心に引っかかる状態が作られる。

これがまさに伏線となって「そういえば、最近似たようなことをしたっけな」と思い出す(=回収する)ことにつながるわけです。

ここまでの話をまとめます。

  • 単発タスクを実行する
  • 記録に残す
  • この記録を読み返す

という3ステップの後で次の2つに分岐します。

  • 1.記録を読み返す → リピートタスク化する → 習慣として定着する可能性が高い
  • 2.記録を読み返す → そのタスクを実行したときの感覚が記憶に残りやすくなる

1はリピートタスクという目に見える形として残るのに対し、

2は目に見えない状態で記憶の底に沈めることになります。

実はこの2が重要だと僕は考えています。

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