前回の記事の続きです。
タスクシュートの終了予定時刻について、僕自身の捉え方についてご紹介しました。
言葉だけではイメージしづらい部分もあったかと思いますので、図解してみます。
まず、以下の図をご覧ください。
「タスクシュート枠」という灰色の土台の上に、A~Eまでの5つのタスクがスキマなく敷き詰められています。
上下左右に「額縁」がありますが、この領域は「使えない」ものとします。
各タスクは高さが異なりますが、これはそれぞれのタスクの見積もり時間を表しています(高さが大きいほど見積もり時間が長く、小さいほど短い)。
これは、カレンダーの感覚に近いので分かりやすいでしょう。
このとき、一番最後の「タスクE」の下端が「終了予定時刻」です。
この図を見る限りは、「タスクシュート枠」すなわち一日の枠に収まっていますから、「今日はそれぞれのタスクを見積もり時間通りにこなしていけば、終了予定時刻通りに終えられる」という見通しが得られていることになります。
ただ、残念ながらこの時点の、すなわち一日の最初の時点の終了予定時刻通りに終えられる日というのはめったにないでしょう。
見積もり時間を超過したり、予定外の割り込みに対応するなどして、簡単に「タスクシュート枠」が決壊するからです。
決壊したとき、どう対応するか?
プランが2つあります。
1つ目のプランは、決壊するたびに後続のタスクの見積もり時間を減らしたり、タスクそのものを削除するなど、終了予定時刻を現実的な時刻(=受け入れられる時刻)になるように調整をかけることで、常に冷静さを維持しながらその日の“航行”を続ける、というもの。
2つ目のプランは、決壊を気にしない、というものです。
この2つ目のプランは、僕の「終了予定時刻」の捉え方に通じます。