タスクシュートには大きく分けて次の2つの「機能」があると考えています。
- 1.大量に抱えている「やること」のうち今日、注意を向けることだけを絞り込む
- 2.絞り込んだ「今日中にやること」の実行を後押しする
1はタスクシュートの根幹ともいえる機能です。
誰しも一日かけても、いや、それどころか何ヶ月かけてもやりきれないくらいの大量の「やること」を抱えているでしょう。
そのような「やることの山」を目の当たりにすると、夏休みの宿題にいっさい手を付けないまま8月31日を迎えたときのような心境になります。
やる気というものが湧いてこなくなるのです。
そこで、その「山」から今日できることだけを切り出し、タスクシュートという「取り皿」に盛ります。
こうすることで、この「取り皿」の上にのみ注意を向ければよくなります。
ビュッフェのイメージです。
これは、残りの「やることの山」を視界から追い出していることになります。
無限に思える「山」と比べれば、「取り皿」は有限であり、「これぐらいならできそう」という勇気をもたらしてくれるのです。
一方、2の機能は1ありきの機能であり、タスクシュートを使い続ける中で少しずつ“発現”していきます。