麻雀とタスクシュートの類似点

以下の記事の後半で麻雀とタスクシュートの類似点について書きました。

これをきっかけに、YouTubeで麻雀の動画をいくつか見ていました。

いずれもプロによるもので、実にスピーディーに進行していきます。

麻雀は、

  • 1.13枚の手牌を見る
  • 2.牌を1枚ツモってくる
  • 3.ツモってきた牌をそのまま捨てる(あるいはツモってきた牌を受け入れ、代わりに手牌から1枚捨てる)

という主に3つの動作をひたすら繰り返すゲームです。

動画を見ていると、1と2はほとんど時間を要しませんが、3で思考タイムが発生していることに気づきます。

長くても数秒程度ですが、見ている側にも緊張感が伝わってきます。

ここで何を捨てるかでその後の展開が変わるからです。

特に、大きな手(得点の高い役)が狙えるような手牌であれば、まさに手に汗を握ります。

例えば、この動画では「字一色(ツーイーソウ)」という難易度の高い、従って得られる得点も最大である役でアガっているシーンが紹介されています。

麻雀は4人で対戦するゲームなので、自分がどんなに良い手を作っていたとしても、それが「完成」する前に他の対戦相手にアガられてしまえば、ゲーム終了。

作りかけの手は手放すことになり、それまでの努力は無に帰します。

それだけに、「せっかくここまで形が整ってきたのだから、ぜひ完成するところまで見届けたい!」という気持ち高まります。

実際、上記の動画でも実況している方々の興奮が伝わってきます。

  • 「いや~、さすがにドキドキしてきましたね」
  • 「うわ~、ツモった! すごい!」

など、感情モリモリです。

グレードはだいぶダウンしますが、タスクシュートにおいてもこのような緊張感や手に汗を握る瞬間があります。

そのような瞬間はめったにあるものではありませんが(上記の動画のような場面も同様ですが)、そもそもそのように知覚できるということは、当然ですが置かれている状況が完全に把握できているからです。

関連記事