同じような課題を抱えている方は少なくないと思うのです。
どんな課題かというと、
- 日々大量に発生する「メモ」をどのように「処理」すれば良いか
というもの。
僕自身は、以下のような「入口」からメモが流入してきます。
- タスク実行後のコメント(たすくまの「メモ欄」に入力)をEvernoteに保存
- ふと思いついたことをiPhoneアプリ「FastEver」に入力し、Evernoteに保存
- 書籍やWebの記事を読んでいて「これは」と思ったことをスクショとともに「FastEver」に入力し、Evernoteに保存
- 映画を観ていて「これは」と思ったことを「FastEver」に入力し、Evernoteに保存
要するに、様々な入口から流入してきたメモは最終的にはEvernoteに集まるようになっています。
日によりますが、メモの数は1日あたり50個前後です。
翌朝、これらのメモに一通り目を通し、「仕分け」を行っていきます。
例えば、実際にEvernoteのノート一覧を見てみたところ、以下のようなメモがありました。
- 1.iPhoneでざっと読んだものの、改めてPC上でじっくり読みたいと思ってクリップしたWebの記事
- 2.ふと思いついた、部屋の模様替えのアイデア
- 3.TCジャーナルで書こうと思ったトピック
- 4.本を読んでいて目に留まった「これはあのプロジェクトで実践したい!」と感じた一文
- 5.Twitterで流れて来た告知ツイートを見て、観たいと思った映画
内容は多岐にわたりますが、いずれのメモも「そこにタスクが埋もれている」という共通点があります。
ただ、「埋もれている」と書いたとおり、メモ自体をそのままタスクシュートに転記しても実行することはできません。
メモというパッケージを開封して、中身であるタスクを取り出す必要があるからです。

ただ、この取り出し作業は意外と手間取るものです。
例えば、上記の2の「ふと思いついた、部屋の模様替えのアイデア」は、具体的には「本棚の位置を大きく動かすことで、動線を変える」というものなのですが、それなりに手間と時間がかかりそうです。
動かした後に、「やはり元の配置の方が良かった」となったら元に戻すためにも同様の手間と時間がかかるでしょう。
そうなると動かした結果どうなるのかについて事前にシミュレーションをしておきたいところです。
タスクシュートに「本棚を窓際に移す」のようなタスクを追加しても、なかなか実行ボタンは押せそうもありません。
では、「プロジェクト」として扱えばいいのか?
教科書的にはプロジェクト管理ツールに「部屋の模様替え」のような名前でプロジェクトを1つ作り、その「概要」欄に今回のアイデアを転記することになるでしょう。
これなら、うまくいきそうです。
ただ、あらゆるメモについて、この「プロジェクト化」の手続きを行おうとすると時間がいくらあっても足りません。
その結果、2のようなメモはそのままEvernoteに滞留することになります。
先ほどのメモの一覧を再掲します。
- 1.iPhoneでざっと読んだものの、改めてPC上でじっくり読みたいと思ってクリップしたWebの記事
- 2.ふと思いついた、部屋の模様替えのアイデア
- 3.TCジャーナルで書こうと思ったトピック
- 4.本を読んでいて目に留まった「これはあのプロジェクトで実践したい!」と感じた一文
- 5.Twitterで流れて来た告知ツイートを見て、観たいと思った映画
これらのメモを、それぞれどのように「処理」すればいいか。
来週以降、この問題について、僕自身の試行錯誤の過程を交えつつ、書いていきます。
ここまで読まれて、あなたならどのように「処理」しますか? あるいは「処理」していますか?
コメントやメールの返信にて教えてください。
ぜひ一緒に考えていきましょう。