「時間がない」日の方が「時間がある」ように感じられる

時間感覚は実に御しがたいものです。

  • 「今日は時間があるな」と思って油断していると、たちまち時間がなくなる
  • 「今日は時間がないぞ」と思って焦っていると、意外と時間があることに気づく

時間が「ある」と感じるか「ない」と感じるかは、その時々の状況や心境に応じて刻々と変化するのです。

時間があるかどうかを手っ取り早く知る手段として、タスクシュートの「終了予定時刻」があります。

この時刻が非現実的なまでに遅い時刻を示していれば「時間がない」とうことになりますし、早い時刻を示していれば「時間がある」ということになります。

でも、これは逆転することもあります。

例えば、終了予定時刻が「4:23」を示していても「時間がある」と余裕を感じられることもあれば、「17:38」でも「時間がない」と焦りを覚えることもあるのです。

つまり、終了予定時刻だけでは「指標」としては足りないわけです。

ところで、「時間がある」か「時間がない」かについていま書いているのは、今日の僕自身が朝の時点では「時間がない」と感じていたのに、これを書いている今の時点では「時間がある」と感じているからです。

このような体験は今回が初めてではありません。

「時間がない」で始まって「時間がある」に変化する日はたいてい時間をうまく使えると感じます。

ただ、このように変化することを事前に予測できている日は、時間をうまく使えないのです。

  • 今日は忙しそうだけど、意外と夕方以降はラクになるのではないか

と予測できてしまうと、だめなのです。

とはいえ、いつでも時間をうまく使いたいですよね。

今日一日をふり返りながら、何をどうすれば

  • 「時間がない」で始まって「時間がある」に変化する

ように持っていけるかについて考えてみます。

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