「1分着手」という言葉は、言葉こそ(僕にとっては)新しいものですが、その指し示すところは
- 終わらせなくてもいいので、とにかく手を着ける
といったところでしょう。
ただ、「終わらせなくてもいいので、とにかく手を着ける」では説明的に過ぎますし、あまりにも冗長。
前半を削って「とにかく手を着ける」でもいいのですがまだ長い。
これを「1分着手」とたったの4文字に鮮やかに圧縮した上に、その意味するところは少しも劣化していないところにこのネーミングの秀逸さを感じます。
「1分」という具体的な数字が入ったことで、むしろ解像度が上がっているかもしれません。
そんな「1分着手」ですが、どこか馴染みのある考え方だとずっと感じていました。
今朝、目が覚めたときに不意に思い出しました。
27年前に読んだ本に似たようなことが書いてあったのです。
その本は1997年1月25日に買い求めたものでした。