ツールを組み合わせてシステムをつくる

『マニャーナの法則』という本に「システム」について以下のような記述があります。

優れたシステムの持つ特徴とは、一度身についてしまうと「しない」ことにものすごい抵抗感を覚えること。こうしたシステムと習慣が、あなたの成長を支えてくれるのです。

ここから「システム」とは「身につける」ものであることが分かります。

また、『先送り0』という本では「システム」を次のように定義しています。

システムは、特定の目的を実現するためツールをまとめた全体のしくみと定義できます。システムはツールの上位概念です。ツールとは、システムを実現するためのものなのです。

ここから、身につけるものである「システム」の材料はツールであることが分かります。

では、タスクシュートは「ツール」でしょうか、それとも「システム」でしょうか。

この問いに答える上で、『マニャーナの法則』の以下の記述が参考になります(長いので該当部分をそのまま引用するのではなく僕なりに箇条書きでまとめます)。

  • 仕事のシステムはどんな仕事にも対処できるものでないといけない(いつ、どこで、どんな場合にも対応できるシステムにこそ効果がある)
  • 仕事の効率を上げるには優れたシステムが必須
  • 優れたシステムが構築できるなら時間と費用をかけても絶大なリターンがある
  • システムは無意識でも作動するようにすることが肝心

「ツール」は、自分で手作りしたものでない限りは誰かの手によって作られたものであるはずです。

どんなツールの作り手も「一般的な仕事」に幅広く対処できるように作っているでしょう。

あなたの仕事に特化して作られているわけではないため、当然合わない部分が出てきます。

ツールと自分の仕事との間でうまく噛み合わない部分が生じるのです。

ここを何らかの形で補完することで、ツールと自分の仕事とが連動するようになります。

この連動が得られた状態をシステムと呼ぶのだと思います。

ちょうど、以下の図のように、複数の歯車が噛み合っているようなイメージです。

ここまで考えてくると、タスクシュートは「ツール」ということになるでしょう。

ツールであるタスクシュートと自分の仕事とがうまく噛み合うように、

ここに新しい何かを追加します。

では、新しく追加した「何か」とは何か?

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