「満喫」の認識を改めると突破口が開ける

前回の記事の続きです。

一般的には「やるべきことをやってから遊ぶ」という方針がよしとされますが、個人的にはやるべきこと以上に強く心惹かれる「余計なこと」にしっかりと向き合ったほうがいい、という話でした。

「余計なこと」と言っても、それは常に相対的に決まるものです。

例えば、「翌朝が期限の原稿」という「やるべきこと」を抱えているときは、「映画『男はつらいよ』を観る」ことは「余計なこと」になります。

逆に、逆に『男はつらいよ』を観ようとしているとき、翌朝が期限の原稿に取り組むことは「余計なこと」になります。

いまこの瞬間に「主」とみなしているもの以外はおのずと「余計」とみなされることになるわけです。

ところで、昨日からわざわざ『男はつらいよ』という具体的なタイトルを出しているのには理由があります。

単に「何でもいいから映画を観たい」のではなく、「『男はつらいよ』を観たい」と現時点の僕が強く欲しているからです。

前回の記事で言えば、ロマンです。

  • やるべきことをやってから遊ぶ。

という一般的によしとされる方針のもとでは、

  • 仕事をきちんと期限通りに終わらせる算段をつけられたら、思う存分ロマンを楽しむ

というプランが正解になります。

でも、実際のところ「期限通りに終わらせる算段」はなかなかつけられるものではありません。

  • 今日はここまでやったけど、このペースで本当に期限までに終わるだろうか?

という不安はなかなか拭えない。

そのような不安を抱えている状態で『男はつらいよ』を観始めても、それこそ「心はつらいよ」になってしまうでしょう。

かと言って、仕事を最後まできっちりしっかりやり終えてからでないと遊んではいけない、と自分を強く縛りすぎると、

  • 「寅さん」は当分お預けだな~

という諦めモードが常態化し、これまた「心はつらいよ」です。

では、どうすればいいか?

キーワードは「満喫」です。

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