将棋には「成る」という仕組みがあります。
僕自身、将棋には詳しくないので改めて調べてみたところ、次の3つの「成る」ケースがあるそうです。
- ①敵陣に入った場合
- ②敵陣内で動いた場合
- ③敵陣から外に出た場合
参考:【将棋入門基本ルール編4】駒を成る|将棋情報局より
そして「成る」とは上記ページによると
駒は成ると性能が変化してパワーアップします。成るときは駒を裏返します。
とあります。
「銀」、「桂」、「香」、「歩」については「金」と同じ動きができるようになります。
ただし、元の駒でできていた動きはできなくなるそうです(今回調べてみて「そうだったのか!」と初めて知りました)。
それまでの性能を「金」の性能で完全に上書きしてしまうわけです。
そして、それぞれ以下のような呼称に変わります(カッコ内は駒の表記)。
- 銀 → 成銀(金)
- 桂 → 成桂(金)
- 香 → 成香(金)
- 歩 → と金(と)
「歩」だけ表記が「と」ですが、性能はいずれも「金」です。
一方、「飛」と「角」については、元の性能が上書きされずに残り、さらに「玉」の動きがアドオンされます。
呼称の変化は以下の通りです。
- 飛 → 竜王(竜)
- 角 → 竜馬(馬)
なお、「玉」と「金」は成ることはできません。
そして、「成る」かどうかは自分で選択できるそうです(これも、今回初めて知りました)。
「飛」と「角」以外は、成ることでそれまでの性能を失ってしまうので、その性能を今後も活用したい場合はあえて成らない方がいいわけです。
突然、なにゆえに将棋の話をし始めたのかというと、この「成る」の仕組みは日々の記録の振り返りに通じる点がある、と感じたからです。
将棋は戦略ゲームですが、記録の振り返りにも戦略ゲーム的な側面があると気づいたのです。