最近、あるきっかけからタスク管理における「攻守」のバランスに目が向くようになりました。
そのきっかけとは、一緒に仕事をしている方からの、以下のメッセージでした。
明日のミーティングは予定通り16時からでいいですね?
何気ない確認のやり取りです。
おそらく、相手にとってはごく当然の配慮であり、トラブルを未然に防ぐための丁寧な行動だったのでしょう。
実際、このような一言をきっかけにスケジュールの食い違いが判明し、大きな手戻りを防げることもあるでしょう。
でも僕自身はこのメッセージを受け取ったとき、小さな違和感を覚えていました。
「この確認、ほんとうに必要だろうか?」
そのミーティングはすでにGoogleカレンダーに登録されており、日程を決めた時点でお互いに確認を済ませています。
特に変更の連絡もなく、しかも日程を決めてから一週間と経っていません。
つまり、改めて確認しなければならない理由が、少なくとも僕にとっては見当たりませんでした。
そしてそのとき、ふと気づいたのです。
こうした確認を不要にするために、僕はこれまでかなりの手間と時間をかけて「守り」を固めてきたのだ、ということに。
Googleカレンダーには細かく予定を登録し、タスクシュートには再確認のためのリピートタスクを組み込んでいます。
一日の最初に「今日は何をするのか」をざっと確認し、「うっかり」が起きない仕組みを、徹底的に整えてきたのです。
だからこそ、この確認は「不要」だと感じたわけです。
ただ、後になって不意に、ある疑念が浮かびました。
- 守りに力を入れすぎて、攻めが手薄になっていたりはしないか?
と。
そこで、改めて現時点の自分の攻守のバランスを振り返った上で、「リバランス」をしてみようと思い立ちました。
以下、その思考プロセスを書いてみます。