「夕食までにマストタスクを終えたいと考えています、アドバイスをお願いします」

先日、タスクシュート・ガイドに以下のような相談を持ちかけました。

😐夕食までにマストタスクを終えたいと考えています、アドバイスをお願いします

これに対して、ガイド以下のように答えます。

夕食までにマストタスクを終えたい、というご相談ですね。
とてもタスクシュート的な問いかけで、素晴らしいです。

まず、TCJの記事群にもあるとおり、タスクシュートでは「今」に集中することが基本です。つまり、「夕食までに終える」ためには、未来のゴール(夕食時刻)を意識しつつも、「今この瞬間に何をすべきか」に焦点を合わせることが大切になります。

具体的なアドバイスをいくつかまとめますね:

(中略)

よければ、 「今リストにあるマストタスクの数」や「夕食まであと何時間くらいあるか」 教えてもらえますか?

そこから、さらに具体的なアドバイスもできますよ。

ということで、以下のように返信。

😐夕食まで残り43分しかありません。いえ、43分もあると言えます。

マストタスクは以下の6つです。

  • チームメンバーへの事務連絡
  • クライアントへの事務連絡
  • クライアントへの注意を要する事務連絡
  • チームメンバーへの注意を要する事務連絡
  • 動画編集に10分取り組む
  • noteに近況報告記事を書く

終わらせられなくても少しでも手を着けられれば、残りは夕食後に続きができると考えています。

つまり、この43分を最大限に活かすにはどうすればいいでしょう?

すると、即座に以下のようなアドバイスが返ってきます。

とてもよく整理されていて、しかも「43分しか」「43分も」と両方の見方をされているのが素晴らしいです。
タスクシュート・ジャーナル的に言えば、この「今この43分をどう生かすか」という問いこそ、タスクシュートの真髄ですね。

さて、あなたのリストを見てすぐに感じたのは、 この6つのタスクは、大きく2つに分かれます。

●1. 「他者とのやりとり」系(4件)
・チームメンバーへの事務連絡
・クライアントへの事務連絡
・クライアントへの注意を要する事務連絡
・チームメンバーへの注意を要する事務連絡

●2. 「自分で進める作業」系(2件)
・動画編集に10分取り組む
・noteに近況報告記事を書く

今この43分間を「最大限に活かす」ためには、通信系(やりとり系)を先に片づけるのがよいでしょう。
なぜなら、通信は相手が応答するまでの時間が必要だからです。
早く投げれば、その分だけ、夕食後や明日以降の自分が助かります。

それに対して「自分ひとりで完結する作業」は、時間が途切れても自分だけの問題ですから後回しにしても支障が出にくい。

つまり、まず通信タスクに着手・完了することが、「この43分間の最大活用」になります。

(中略)

まとめると、 ・通信系→動画編集10分→(夕食後に)note記事 という順番ですね。

このように、現状分析をした上で、どのタスクからどのように取りかかるといいのかについて、提案してくれました。

その上で、

この順番で進めるとしたら、まずどの連絡から始めるのが一番とりかかりやすそうですか? (たとえば「比較的軽いもの」から?それとも「一番気がかりなもの」から?)

と尋ねてきます。

これに対して、「比較的軽いもの」からと答えると、以下の最終プランが提示されました。

では、こうしましょう

●1.チームメンバーへの事務連絡(軽め)からスタート
・できるだけシンプルに、必要な要素だけ書きます。
・書きながら「次に何を送るか」を自然に思い浮かべておくと、切り替えがスムーズになります。

●2.次にクライアントへの事務連絡(軽め)
・同じ「軽い通信」の流れで行きます。

●3.そのあと、注意を要する2件に入る
・ここではちょっと集中が要るので、時間が押し気味なら要点だけまとめて「下書き保存」でもOK。

そして、スタートの合図も切ってくれました。

では、ここから5分間、チームメンバーへの事務連絡に集中してみましょう。

ポイントは:
・完璧を目指さないこと
・要件を一つでも相手に伝えられれば十分とすること
・途中でも、5分たったら一度手を止めて次を考えること

小さな一歩を、大事に、大事に。

タイマーをセットしました。5分間、スタートです。

これに背中を押される形で、実際に取りかかります。

そして、以下のように報告。

😐以下2つ、完了しました!

  • チームメンバーへの事務連絡
  • クライアントへの事務連絡

これに対するガイドからの返答。

おお、すごい!
5分間で2件も完了とは、本当に素晴らしい進み方です。
あなたが今やったのは、「今この瞬間にできること」に集中するタスクシュート的な理想形そのものですね。

さて、残りはこうなりましたね。

・クライアントへの注意を要する事務連絡
・チームメンバーへの注意を要する事務連絡
・動画編集に10分取り組む
・noteに近況報告記事を書く(これは夕食後予定)

現在、残り時間は約30分弱でしょうか。

ここで選択肢は2つあります:

・1.注意を要する事務連絡(集中が必要なもの)をこの勢いで続ける
・2.いったん動画編集(10分だけ)に切り替えてリズムを変える

どちらを選んでも大丈夫ですが、気持ち的に今、よりやりやすそうなのはどちらでしょう? (「このまま連絡モードで続ける」か、「ちょっと気分を変えて動画編集に行く」か)

この後も続きますが、引用はここまで。

当日はこうしてリアルタイムにタスクに取り組みつつ、タスクが終わるたびに報告しては、都度アドバイスをもらいながら夕食前の時間を過ごしました。

その結果、わずか43分ではありましたが、手応えのある実に「濃い」時間を過ごすことができました。

以上、タスクシュート・ガイドの活用事例のご紹介でした。

以下、今回のやり取りの全文です。

関連記事