以下の記事を読みました。
内容をざっくりまとめると以下の通りです。
- タスクシュートに登録するタスクは大きく分けて「ルーチン」と「当日プラン」の2種類がある
- 一日の最後に「ルーチン」と「当日プラン」のタスクがそれぞれ1つずつ残ったとき、どちらを片づけると「ダメージ」が少なくて済むか?
- 実際に試してみた結果、「当日プラン」を片づけたときだった
- とはいえ、「1分着手」を駆使すれば、両方とも手がけることはできるはず
- ところが、実際に「1分着手」を駆使して両方を手がけてみたら、気持ちがすっきりしなかった
- 具体的には(いつもなら完遂できる)「ルーチン」が中途半端な状態で終わってしまいモヤモヤが残った
- 対策は「当日プラン」を増やして、代わりに「ルーチン」を減らすこと?
- そうなると、やり切れずに終わる「当日プラン」の数が今以上に増えて、ダメージも大きくなってしまう
- その結果、タスクシュート自体の継続が難しくなりそう
- では、どうすればいいか?
- そういうものだと理解すること
最初に、2つ補足です。
まず、「当日プラン」とは何を指すのか。
それは、ルーチン以外の、もともとその日に予定されていた、あるいはその日に発生したタスクです。
誰かからもたらされたものだけでなく「今日はこれをやろう!」と決めてタスクシュートに登録したタスクも含まれます。
次に、「ダメージ」とは具体的には何に当たるのか?
記事中に「自己肯定感が上がる」という表現がありましたので、「ダメージ」とは「自己肯定感が下がる」ことを指していると考えられます。
では、自己肯定感が下がると何が起こるのか。
- タスクシュートにタスクを登録しても「また実行できないのではないか…」という不安から、タスクシュートを使うことに対する抵抗が増し、そのまま使えなくなってしまう
あたりでしょう。
記事を書いた「ふぃる」さんは、以下のように書いています。
人間、理解できていないことが発生すると不安や焦燥などからダメージを受けますが、理解できていると、ああ、これはアレのことだな、と消化しやすくなります。
消化しやすくすることで、ダメージをより軽減できるので、結果としてノーダメージに近くなります。
現実に起きたことを「なかったこと」にしようとせず(それは不可能なので)、ありのまま受け入れ、記録に残す。
これを続けることで、まさに「そういうもの」だと認識できるようになるわけですね。
さて、この「ルーチン」と「当日プラン」の対比は、前回の記事でいえばそれぞれ「作りおき」と「オーダーメイド」に近いでしょう。
今回の記事に当てはめるなら、以下のように整理できます。
- 「オーダー」に多少なりとも応じられた日は自己肯定感が上がる↑
- 「オーダー」にまったく応じられなかった日は自己肯定感が下がる↓
- いつもの「作りおき」が中途半端にしかできなかった日は自己肯定感が下がる↓
言うまでもなく、一日の終わりは「ノーダメージ」で迎えたいもの。
そのための調整レバーは「ルーチン」と「当日プラン」のバランスにありそうです。
すでに、ふぃるさんが結論を書かれているところではありますが、僕自身もまさに「ダメージ」を受けた結果、うまく調整ができた事例が最近ありましたので、ご紹介しつつ、この「ダメージ問題」について掘り下げてみます。