『ベンジャミン・フランクリン富を築く100万ドルのアイデア』という本に「お金についての7つの間違った認識」という正誤表が掲載されています。
以下、本書の内容をもとにまとめました。
個人的にもっとも目を引くのが右下にある以下です。
- 私の現在の金銭的状況は、今までに私が下した決断と、お金に関して信じていることの結果である。
認識が現在の状況を作り出しているわけです。
そして、この正誤表における「お金」を「時間」に置き換えたらどうなるか?
言葉だけを単純に置き換えれば、以下のようになります。
- 私の現在の時間的状況は、今までに私が下した決断と、時間に関して信じていることの結果である。
同様に、残りの13項目についても置き換えてみます。
「お金」と「時間」は似ているところもありますが、そうでないところもあるため、置き換え不可能な項目もありますが、この作業を通して、改めて時間をどのように捉えているのかを確認できるとともに、自分にとっての「正しい理論」とはどんなものなのかを考えるきっかけになるはずです。
以下、僕自身が実際に置き換えてみた実例です。
時間の問題とは何か
お金 → 時間の順に列挙します(以下同様)。
▼間違った認識
収入が増えれば、お金の問題はすべて解決する。
→ 使える時間が増えれば、時間の問題はすべて解決する。
これは一見すると解決しそうですが、お金と同様に時間もあればあっただけ使ってしまうものです。
連休はいくらあっても最終日には「もう終わりか…」と嘆いてしまうように。
▼正しい理論
支出が収入を超えないことが、金銭的問題を解決する道。
→ プランが予算(=使える時間)を超えないことが、時間的問題を解決する道。
これはどうでしょう。
時間的問題の内容にもよりますが、タスクシュートで言えば終了予定時刻が就寝時刻を超えないようにすることは確かに望ましいことではあります。
ただ、「超えない」ことにこだわりすぎると、何かを見落としてしまうように思います。