タスクシュートはリスト形式でタスクを管理します。
一列に並べる都合上、おのずと取りかかる順番に並び替えることになります。
これは実行する上では都合の良い状態です。
一方、プロジェクト管理ツールはカード形式でプロジェクトを管理します。
カード形式とはリスト形式と対称を成すもので、いったんは「並び順を考えなくても良い形式」としておきます(詳しくは後述します)。
この2つの形式はそれぞれ以下のように言い換えることができます。
- リスト形式:シーケンシャルアクセス
- カード形式:ランダムアクセス
シーケンシャル(sequential)とは「連続的」という意味であり、ランダム(random)とは「任意の(順番で)」という意味です。
この2つの形式は、それぞれ必要に応じて使い分けていたつもりでした。
でも、改めてふり返ってみるとリスト形式ばかりを使っていることに気づきます。
人の生きる道は一本なので、複数のリストを持つことは生きづらさを生み出すことになります。
例えば、
- タスクシュートに今日のタスクリストがあり、
- カレンダーに今日の予定リストがあり、
- EvernoteやScrapboxにに参照資料リストがあり、
- TodoistやNotionに現在抱えているプロジェクトリストがあり、
という状態では、どのリストを中心に据えればいいのかについて常に迷うことになります。
そこで、タスクシュート以外のツールはすべてカード形式に切り替えればいいのではないか、と思い至りました。
Evernoteの使い方を例にご紹介します。