「タスクシュートの「OS」について考える・その10」です。
現時点で使用可能なタスクシュートツールとしては以下があります。
- TaskChute1(2012年)
- TaskChute2(2012年)
- たすくま(2013年)
- TaskChute Cloud 1(2016年)
- TaskChute Cloud 2β(2024年)
- タスクシュート手帳β(2024年)
これまで、タスクシュートを作り始めた当時の日記を引きつつ、タスクシュートの「OS」について考えてきましたが、どうやら次の2つの方向性があることが見えてきました。
- ログを残して振り返ることを通して、一日の大まかな流れを把握し、プランに役立てる
- プラン(タスクリスト)を作り、並び替えを行うことで一日の流れを把握し、実行に役立てる
一見すると、この2つの方向性はお互いに相容れないもののように思えます。
でも、実際のところは、同じ対象をどの視点から捉えるかの違いでしかありません。
- 前者は、目に見えるログを通して、現実的なプランを作ろうとするアプローチ
- 後者は、とりあえずのプランをもとに実行しつつログを残し、これをもとにプランを現実的なものに組み替えていこうとするアプローチ
要するに、ログから入るかプランから入るかの違いであり、入った後は同じサイクルの中を巡ることになります。
とはいえ、この「入口」の違いがツールの使い方の差となって現れることは間違いなくあります。
その意味で、タスクシュートの「OS」は少なくとも次の2つのタイプに分けられることになるでしょう。
- ログから入る系
- プランから入る系
そして、タイプごとにツールを当てはめると以下のようになります。
●ログから入る系
- TaskChute1(2012年)
- TaskChute2(2012年)
- たすくま(2013年)
●プランから入る系
- TaskChute Cloud 1(2016年)
- TaskChute Cloud 2β(2024年)
- タスクシュート手帳β(2024年)
この違いは各ツールの開発者のタイプの違いがそのまま反映されていると考えられます。
「ログから入る系」はログを残す部分に、「プランから入る系」はプランを立てる部分に、それぞれ比重が置かれているのです。
では、この違いはツールの使い方にどのような影響をもたらすのか?