前回の記事の続きです。
会社員時代の「5日間の連休」というまとまった休日の時間を過大評価したことで敗北感を喫したエピソードをご紹介しました。
それまでの生活において「まとまった時間」というものが皆無だったことが大きかったわけですが、この連休を終え再び日常に戻ったとき、不思議と「時間がある」と感じられるようになりました。
ここまでが前回の話です。
その約1年後、これとは別の意味で「時間があり余るほどある」という状況に、ある日突然放り込まれることになりました。
1998年7月1日(水)のことです。
数日前から体調に違和感を感じていたのですが、生活には支障がなかったため気にしないようにしていました。
それが、7月1日の朝にはっきりとした症状が現れるに至り、急ぎ病院へ。
症状の詳細は割愛しますが、その場で「すぐに手術が必要」とのことで即日入院となりました。
手術は翌日、入院期間は7日間とのことで、不意に「7日間のまとまった時間」が手に入ったのです。
ただ、せっかく得られたこのまとまった時間を、今度は過小評価して失敗を被ることになります。