前回の記事の続きです。
今回はまとめです。
改めて、「セクション」ごとに何をやるかの最適解を決める目的を確認してみます。
それは、以下の3点でした。
- 各セクションごとに何をすればいいのかについて迷わなくなる
- その日のプランを調整する際に、その調整の手間が最小限に抑えられるため、一日全体のプランを素早く立てることができる
- その後の実行もスムーズに運ぶようになる
この3つの「効用」は1つの言葉で説明できます。
それは「チャンキング」。
同じような情報が大量にあるとき、これをいくつかのグループに分けると扱いやすくなります。
このときのグループを「チャンク」(chunk=「塊」の意味)、グループに分ける行為をチャンキングと呼びます。
タスクシュートにおいてセクションが担っている役割はタスクのチャンキングというわけです。
つまり、「セクションがうまく使えている」ことは「チャンキングがうまくできている」ということになります。
では何があれば「チャンキングがうまくできている」と言えるでしょうか。
本シリーズのまとめも兼ねて考えてみます。