「タスクシュートAI(仮)」を作ってみました

以前から構想しつつもなかなか取りかかれずにいた

  • タスクシュートAI(仮)

を作ってみました。

その名の通り、タスクシュートについて何でも答えてくれるAIです。

参照ソースはこのTCジャーナルの全記事(本日時点で1,119本)。

すでにNotion Q&A(Notion AI)に全記事を保存しており、ときどき活用してはいました。

ただ、普段使いしているChatGPTでも使えた方がいい。

ということで、ChatGPTの「マイGPT」という機能を使って構築。

構築といっても、やったことは2つだけ。

  • 「どんなAIを作りたいのか?」というChatGPTからの問いに答える
  • TCジャーナルの全記事をアップロードする

30分弱で完成しました。

「タスクシュート・ガイド」という名前はChatGPTが提案してくれたもので、何の捻りもない名前ではありつつも、むしろストレートにその「役割」が伝わるので、そのまま採用することに。

余談ながら、実は10年ほど前にまさにこの名前でニュースレターを配信していたことがあり、久々にこの名前を見て「懐かしい」と感じました。

また、アイコンはこれまた10年ほど前に運用していたTwitter(現X)のサブアカウントのアイコンです。

このアカウントはいわゆるボット(自動プログラム)で、メインアカウントのポストからの選りすぐりを自動投稿するというもの。

その意味ではまさにAIっぽく、今回のガイドの「顔」としても相応しいということで採用。

「タスクシュート・ガイド」への最初の質問

ということで、さっそく試しに以下のような質問をしてみました。

タスクシュートを始めるにはまず何をすればいいですか?

以降はガイドの回答の原文そのままです。

<回答ここから>

タスクシュートを始めるにあたって、何から手をつければいいか──この問いに対する答えは、実はとてもシンプルです。そして同時に、とても深い問いかけでもあります。

まず一歩目としておすすめしたいのは、

  • 「今やっていることを記録する」ことから始める

です。

なぜ「記録」から始めるのか?

タスクシュートの最大の特徴は、「未来の予定を書く」のではなく、「今していることを記録し続ける」というスタイルにあります。

いきなり「理想的なスケジュール」や「ToDoリスト」を作ろうとすると、多くの人が挫折します。それは、予定と現実の乖離にすぐ気づいてしまうからです。

でも、「今やっていること」をただ記録するだけなら、誰でも始められます。そしてそこには、「今」を丁寧に見つめ直す力が宿っています。

何をどう記録すればいい?

具体的には、次のように始めてみてください:

  • いま取りかかっている行動に名前をつける(例:「朝の支度」「メールチェック」「SNSを眺めてた」など)
  • 開始時刻を記録する
  • 終わったらその時刻も記録し、次の行動をまた記録していく

これを繰り返していくだけで、自分の「実行ログ」が少しずつ積み重なっていきます。

ツールとしては、「たすくま」や「TaskChute Cloud」などのアプリを使えば便利ですが、最初はメモ帳でもExcelでも十分です。

タスクシュートに慣れてきたら…

記録が習慣化してきたら、徐々に次のステップに進みます。

  • よく登場する行動を「リピートタスク化」しておく(定番タスクの準備)
  • タスクに「セクション(時間帯)」を割り当ててみる(時間感覚の把握)
  • 実行後のメモ(感想や改善点)を書いてみる(ふり返りの第一歩)

こうした積み重ねが、「作りおき」のタスクシュート=未来を予測したリスト作成へとつながります。

最後に:大切なのは「始め方」よりも「続け方」

始めるときに「正しく」やろうとする必要はありません。タスクシュートはむしろ、「失敗」や「脱線」から多くを学び取るツールです。

まずは気軽に、「今何してる?」と自分に問いかけ、時刻とともに書き留めてみてください。

その記録の一行一行が、やがて「自分だけの生活の地図」になります。

よろしければ、記録のはじめ方や、具体的なツール選びについても一緒に考えていきましょうか?

今どんなふうに毎日を過ごされているのか、お聞かせいただければ、さらに寄り添ったご提案ができるかと思います。

<回答ここまで>

「タスクシュート・ガイド」の今後について

ソースが僕自身が書いた記事なので当たり前ではあるのですが、改めて「よく分かっているな」と感心させられます。

文末で問いかけをしてくれるため、単に知りたいことを知識として一問一答で受け取るだけでなく、そこからどんどん深掘りしていくことができるあたり、ChatGPTならではと感じます。

「マイGPT」を作ったのが今回が初めてのため、いろいろとチューニングを加えていこうと考えています。

Notion Q&Aで課題に感じていたのは、僕以外の人に使ってもらうためのハードルが高かったこと。

使ってもらうには、Notionの有料アカウントに登録する必要があるのです。

一方、マイGPTで作ったカスタムなChatGPTは、ChatGPTの無料アカウントさえ持っていれば誰でも使うことができます。

現時点では、このTCジャーナルを購読いただいている方に解放する予定です。

追記@2025/04/02 TCジャーナルを購読いただいている方に解放しました。

「こういうときに使ってみたい」とか「こんな風に使えるのではないか」といったご要望やご提案があればぜひコメントまたはメールで教えてください。

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