前回の記事の続きです。
いつの頃からから僕の中に根づいていた「記録を残すといいことがある」という信念について掘り下げました。
その中で取り上げた『流れとかたち』という本に以下のような一節があります。
動物や植物、河川、ご飯を炊いている鍋に見て取れる変化は、それまで流動していた配置の明らかな改善を体現している。これが進化の方向性であり、もっと容易に動く流れや、良く動く流れ、遠くまで動く流れなどを生み出す。自然界に見られるデザイン(河川、動物、都市などの形と構造)は、流れを促進する形と構造を生み出す、自然界のこの傾向の現れだ。
僕なりにまとめるなら、人はより少ないエネルギーでより容易に、より速く動けるような身体の動かし方を自然と身につけていく、ということになります。
自らを最適なデザインに作り変えていくメカニズムを感じさせます。
この作り変えのプロセスで役に立つのが記録です。