タスクシュートは「速さ」ではなく「早さ」を追求する

「こんなことなら、もっと早く取りかかっておけばよかった」

締め切り間際になってこのようにつぶやいたのは一度や二度ではないでしょう。

「もっと速く」ではなく「もっと早く」です。

つまり、「仕事を進めるスピード」の問題ではなく「仕事に着手するタイミング」の問題です。

タスクシュートを前者ではなく後者の問題を解決するためのツールとして捉えることができたとき、おのずとその使い方も変わるはずです。

すなわち、タスクシュートとは仕事に着手する“最適なタイミング”を見つける、あるいは逃さないようにするためのツールである。

そのように捉えると、これまでとは違った活用の道が見えてくると思うのです。

では、「早く取りかかる」ために、タスクシュートをどう使い始めればいいのでしょうか?

そのためのヒントを、いくつかの観点から探ってみたいと思います。

なぜ“早く”取りかかれないのか?

そもそも、人はなぜ“早く”取りかかれないのでしょうか。

理由はいくつか考えられます。

まず、思いつくのが次の3つです。

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