「ゆっくり不動産」というYouTubeチャンネルが好きで、ついつい見続けてしまいます。
「日本中に眠っている個性的な物件・住宅」を擬似内見できる、というものです。
何がそれほどまでに惹きつけるのかというと、
- 家の間取りという馴染みのあるテーマである
- 自然と脳内シミュレーションしてしまう
- 現状の住まいをレビューできる
といった刺激と反応がセットになっているからです。
1つの動画は15分前後ですが、15分前後だからこそ、ついつい「もう1つ見ていこう」とハシゴしてしまいがちなので、初めてご覧になる方はご注意ください!
さて、この「ゆっくり不動産」というチャンネルからはタスクシュート的に気になるヒントが得られます。
キーワードは、「間取り」。
部屋の間取りと一日のスケジュールの共通点
部屋探しの際に、希望の広さの物件でも間取りが気に入らなくて見送ったという経験をお持ちの方は少なくないでしょう。
間取りとは、空間をどのように切り分けるか、の問題です。
生活動線に合っていれば過ごしやすい部屋になります。
これに加えて、家具の配置もまた生活動線に影響を与えます。
壁と家具という動かせない区切りがあることで、一定の動線が生まれ、その動線が生活リズムに合っていれば快適に感じられるわけです。
一方、もし壁も家具もいっさいない、ぶち抜きのワンルームに変えたらどうなるか?
当然、広い空間が手に入りますので別の意味で快適さが生まれるかもしれませんが、実際には落ち着かないのではないでしょうか。
空間を持て余して、うまく活用できなくなってしまうからです。
だからこそ、壁で仕切って複数の部屋を作り、それぞれの部屋に家具を適切に配置する。
こうすることで、空間をうまく使えるようになります。
一日の時間についても同じことが言えます。
人との約束という動かしにくい予定(=壁)と、食事や運動などなるべく毎日同じタイミングで行いたい習慣(=家具)とをバランス良く配置することで、そこに動線が生まれ、結果として時間をうまく使えるようになります。
タスクシュート的に言えば、セクションの分割とルーチンタスクの配置の問題です。