タスクシュートは、毎朝その日にやることの一覧(=デイリーリスト)を整えた上で、これに沿って過ごしていく仕組みです。
カーナビに喩えられることが多いのは、事前に目的地とそこに至るルートを決めてしまえば、あとはナビに従うだけで済む、という類似点があるからでしょう。
でも、カーナビもタスクシュートも、途中でルートを変えることはもちろん、目的地を変えることもあります。
むしろ、時間とともに状況は変化するはずですから、この変化に合わせてルートや目的地を変えた方が望ましいでしょう。
従って、朝一番の時点で、
- 今日はここにあるタスクを全てやり切ることはできない
- かといって、どれもこれも削れない
- どうすればいいんだろう…
と悩む必要はありません。
悩んでいる時間がもったいないので、「全てやり切ることはできない」と感じていても振り切って最初のタスクに取りかかってしまう、つまり、見切り発車してしまったほう方が良いのです。
「全てやり切れるデイリーリスト」すなわち完璧なデイリーリストができあがるまで粘って調整をしていても、その完璧さは時間とともに損なわれていくからです。
すると、次のような疑問がわくかもしれません。
- どれぐらいのレベルなら見切り発車できるのか
- どこでどのように帳尻を合わせればいいか
これらについて具体的に掘り下げていきます。
どれぐらいのレベルなら見切り発車できるのか
これは人に、あるいは場合によりけりですが、以下のチェックポイントをクリアできるなら、見切り発車してもよいでしょう。