前回の記事は史上最多のコメントをいただきました(コメント機能はご購読者限定です)。
タイトルの通り、朝一番の時点で完璧なデイリーリストを作る必要はなく、むしろ見切り発車してしまった方がいい、という内容です。
「今日の見通しがついていないのに、発車するわけにはいかない!」ということで、デイリーリストの調整にいそしんでしまう。
さっさと最初のタスクに取りかかってしまえばいいものを、なぜか調整を続けてしまう。
なぜならデイリーリストを調整している間はタスクを実行しなくても済むからです。
調整をしている間も時間は刻々と過ぎていきますから、より多くの時間をタスクの実行に充てるためにも一刻も早く取りかかった方がよいでしょう。
ところで、今回いただいたコメントの1つに以下のような指摘がありました。
常に見切り発車をしているので、それでもいいんだ!と安心しました。
ただ、打合せやセミナーを終了した後の後処理や、その後のタスクスケジュールの見直しがいつも面倒でいい加減になってしまうので、一連の流れでやり切るようにしたいです。
前回の記事とも一部重なる内容ではありますが、「後処理」や「見直し」を面倒に感じることなく一連の流れでやり切るための方法について考えてみます。
“丸腰”のままで取り組もうとしていないか?
そもそも「後処理」や「見直し」が面倒に感じられるのはなぜでしょうか?
上記のコメントでは打ち合わせやセミナーの終了後に発生するものとして捉えられています。
これは、食事の後の皿洗いや後片付けに当たります。
面倒に感じる人がいる一方で、特に抵抗を覚えることなく淡々とこなせる人もいます。
そのような人は「食事を終えたら皿を洗う」というイフゼン(If-Then)ルールが身についている、すなわち習慣化できているのでしょう。
このルールを身につけるには、文字通り「食事を終えたら皿を洗う」というイフとゼンを欠かさず続けることです。
「食事を終えたのに、皿を洗わないなんて気持ち悪い」と思えるくらいになれば、抵抗を感じることはなくなります。
とはいえ「気持ち悪い」と感じられるようになるまでは「めんどくさい」という感情に競り負けることが少なくないはずです。
“丸腰”のままでは「食事を終えたら皿を洗う」を欠かさず続けるのは容易ではないのです。
では、どうすればいいか?